海のカルテロイドとよばれるアスタキサンチンとは?効果・特徴などを解説
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アスタキサンチンとは?

サーモンの画像

アスタキサンチンとは、海のカロテノイド」とも呼ばれる赤色の天然色素です。
アスタキサンチンは、主に

  • サケ
  • イクラ
  • エビ
  • カニ

などの赤い生物から摂取することが出来ます。

カロテノイドとは、天然に存在する色素のことで、人間の体内では合成不可能な色素です。
カロテノイドには、アスタキサンチンの他にも

  • リコペン
  • ルテイン
  • β-カロテン
  • ゼアキサンチン

などがあります。
中でも、アスタキサンチンは、抗酸化力が非常に強いことで有名です。

サプリメントはヘマトコッカス藻を用いる

ヘマトコッカス藻の変化

参考:科学技術振興機構

サプリメントに用いられるアスタキサンチンは、赤い海産物から抽出するのが非常に難しくなっています
サプリメントを作るためには、

  • 製品として作れるほどの量のアスタキサンチンを確保しづらい
  • 値段が高価になってしまう

などを避ける必要があります。
したがって、アスタキサンチンのサプリメントには、「ヘマトコッカス藻」が用いられています。

ヘマトコッカス藻は、普段は緑色をしています。
しかし、厳しい環境下になることで、体内でアスタキサンチンを生成します
アスタキサンチンが生成されることで、ヘマトコッカス藻は緑色から赤色へと変化します。
ヘマトコッカス藻の特徴を活かすことで、より簡単にアスタキサンチンを確保できるようになりました

アスタキサンチンを食品から摂取するには

エビを持つ画像

最近の研究では、アスタキサンチンの理想の摂取量は、毎日12mgとされています。
12mgのアスタキサンチンを食材で補う場合は、以下の例のようになっています。

食材名
サケ 12切れ程度
たらこ 12腹程度
イクラ どんぶり4杯程度

上記の表より、毎日12mgのアスタキサンチンを摂取することが難しいことが分かります。
したがって、サプリメントを用いてアスタキサンチンを摂取することがおすすめです。
ヘマトコッカス藻を用いたサプリメントでは、カニやエビなどの甲殻類を使用していないため、甲殻類アレルギーの方でも安心して利用できます

アスタキサンチンの効果

腕組をしている医者

アスタキサンチンには、主にどのような効果があるのか説明します。

アスタキサンチンの主な効果
  • 眼精疲労の改善
  • 強力な抗酸化作用
  • メタボリックシンドロームの予防
  • 動脈硬化の予防
  • 筋肉の疲労軽減
  • 美肌・美白効果

眼精疲労の改善

アスタキサンチンは、眼精疲労の改善に役立ちます
眼精疲労とは、

  • 目の奥の痛み
  • 肩こり
  • 頭痛

などを引き起こす目の疲労のことです。

近年では、インターネットの普及により、多くの人のスマホやパソコンの画面を見る時間が増加傾向にあります。
そして、眼精疲労を訴える人も必然的に増加しています。
アスタキサンチンは、眼精疲労に対して重要な成分です。
普段からスマホやパソコンの画面を見ることが多い方は、アスタキサンチンを摂取することがおすすめです。

強力な抗酸化作用

アスタキサンチンの抗酸化力の強さは、非常に強いことで有名です。
抗酸化力が強いことで、

  • 美肌
  • 美白
  • 視力回復

などの効果に期待できます。

メタボリックシンドロームの予防

アスタキサンチンは、筋細胞内の脂質を分解する際に、たんぱく質の働きを促進する効果があります。
つまり、運動中の脂質利用を高めることに期待できます。
したがって、メタボリックシンドロームの予防や改善を目的とした運動療法に有効的であると言えます。

動脈硬化の予防

アスタキサンチンは、脂質の酸化を抑制する働きが優れています
酸化することで、血液中を流れる際に血管壁に沈着し、血管が硬くなります。
血管が硬くなることを動脈硬化と言います。
したがって、脂質の酸化を防ぐアスタキサンチンには、動脈硬化の予防に期待できます

筋肉の疲労軽減

アスタキサンチンには、筋肉の疲労軽減効果があります。
筋肉を動かすエネルギー源は、

  • 糖質
  • 脂質

です。
中でも、糖質が主に消費されます。
糖質が切れてくると、

  • 疲労
  • 持久力が切れる

という症状が出ます。

アスタキサンチンには、糖質の使用量を抑制する働きがあります。
したがって、筋肉の疲労を軽減できることに繋がります。

美肌・美白効果

人間の皮膚は、紫外線を浴びることで

  • シミ
  • シワ

が増えます。
主な原因として、活性酸素の存在が大きいです。
アスタキサンチンの強力な抗酸化力は、活性酸素を抑制することが出来ます。
したがって、アスタキサンチンによって肌を美しく保つことに期待できます

アスタキサンチンの抗酸化力

アイアンマンとキャプテンアメリカが戦っている画像

アスタキサンチンの特徴である、強い抗酸化力について説明します。

活性酸素を除去する

抗酸化力は、活性酸素を除去する働きがあります。

活性酸素は、体内に侵入した病原菌を退治する役割があります。
しかし、活性酸素は、

  • 暴飲暴食
  • 喫煙
  • 精神的ストレス

によって多く発生します。
したがって、体内の抗酸化力だけでは対応しきれなくなります。
また、加齢によって、抗酸化力が衰えるので、対応できる活性酸素の限界が少なくなります

活性酸素が増えることで、

  • がん
  • 心血管疾患
  • 生活習慣病

などを引き起こす原因となっています。
したがって、抗酸化力を積極的に取り入れることは重要だと言えます。

一重項酸素とは

抗酸化作用のある成分は、様々な食品から自然と取り入れることが出来ます。
中でも、抗酸化作用が強い成分を取り入れることが効率的です。

活性酸素の中には、一重項酸素というものが存在します。
人間の身体には、活性酸素を無毒化する抗酸化成分を持っています。
しかし、一重項酸素を無毒化する成分は持っていません
したがって、外から摂取するしか方法はありません

アスタキサンチンが持つ一重項酸素に対する抗酸化力は、他の成分に比べて強い特徴があります。
以下にアスタキサンチンの一重項酸素に対する抗酸化力と他の成分のものを比べた図を示します。

アスタキサンチンの抗酸化力の比較図

    上記の図から、アスタキサンチンの抗酸化力の強さが分かります
    特に、ビタミンCに関しては6,000倍もの差があるのが分かります。
    アスタキサンチンが持つ抗酸化力は、活性酸素に対して有効的であると言えます。

    アスタキサンチンの抗酸化力の強さ

    なぜ、アスタキサンチンの持つ抗酸化力は強いのか説明します。

    細胞とアスタキサンチン

    上記の図は、人間の細胞についての図です。
    人間の身体を作っている細胞は、細胞膜と呼ばれる二重の膜で守られています。
    抗酸化成分は、細胞膜の中か外のどちらかにしか存在できません

    しかし、アスタキサンチンは、細胞膜を貫通する形で存在することが出来ます

    アスタキサンチンは、脳まで届く数少ない成分の一つです。
    ほとんどの成分は、脳の入り口にある「血液脳関門」と呼ばれる場所ではじかれて、通過できません。

    したがって、細胞全体を守ることが出来ます。
    つまり、アスタキサンチンの持つ抗酸化力が強いということになります。

    トコトリエノールとは?

    顎に手を当てて考えている男性の画像

    アスタキサンチンの抗酸化力をアップさせる成分として、トコトリエノールという成分が存在します。
    トコトリエノールは、別名「スーパービタミンE」とも呼ばれることがあります。

    通常のビタミンEは、「トコフェロール」と呼ばれ、トコトリエノールと同族帯です。
    トコトリエノールは、トコフェロールよりも原子の繋がりの強さを意味する二重結合を多く持っています
    したがって、強い効果を発揮します。

    抗酸化力に関しては、トコトリエノールの方がトコフェロールよりも50倍も強いとされています。
    したがって、スーパービタミンEと呼ばれています。

    トコトリエノールが含まれる食品

    トコトリエノールが含まれる主な食品は、

    • パーム油
    • 食用油
    • 米ぬか
    • 大麦
    • 小麦胚芽
    • ライ麦

    などの食品に含まれます。
    しかし、食品に含まれるトコトリエノールはごくわずかなため、サプリメントで摂取することがおすすめです。

    一重項酸素を抑える

    トコトリエノールの一重項酸素の抑制

    アスタキサンチンは、人間が持っている抗酸化成分では無毒化できない活性酸素である「一重項酸素」を抑制する力があります。
    トコトリエノールには、アスタキサンチンの一重項酸素を抑制する力を、さらに増強させる作用があります。

    アスタキサンチンのみでの、一重項酸素の抑制率は80%となります。
    対して、トコトリエノールとアスタキサンチンの併用での一重項酸素の抑制率は96%となります。
    したがって、トコトリエノールを併用することで、アスタキサンチンの抗酸化能力が増強されているのが分かります。

    過酸化脂質を抑制する

    一重項酸素には、脂質を酸化させて「過酸化脂質」に変える性質があります。
    脂質が過酸化脂質になることで、DNAが傷つく恐れがあります

    人間の身体は、無数の細胞から成り立っています。
    細胞の外側の膜の部分は、脂質によって形成されています。
    そして、細胞の中にはDNAが存在します。

    脂質が過酸化脂質になることで、DNAが守れなくなります
    DNAが傷つくことで、

    • 老化
    • 身体の不調

    などを引き起こします。
    したがって、一重項酸素を抑制することは重要です。
    そして、一重項酸素の抑制を効率よくするためにも、トコトリエノールの存在は大切だと言えます。

    まとめ

    英語の書かれた日記とペンの画像

    アスタキサンチンは、海のカロテノイド」とも呼ばれる赤色の天然色素です。
    抗酸化力が強いことが特徴的です。

    抗酸化力が強いことで、

    • がん
    • 心血管疾患
    • 生活習慣病

    などの原因となる活性酸素を除去することが出来ます。

    活性酸素の中には、一重項酸素というものが存在します。
    一重項酸素は、人間の身体に存在する抗酸化成分では無毒化することが出来ません。

    アスタキサンチンには、一重項酸素を無毒化する効果があります。
    さらに、スーパービタミンEと呼ばれる「トコトリエノール」を組合すことで、より効果を発揮します。

    アスタキサンチンとトコトリエノールもは食品からの摂取が難しく、なかなか普通の食生活だけでは摂取しにくいです。
    アスタキサンチンとトコトリエノールを摂取するためには、サプリメントがおすすめです。
    気になる方はぜひチェックしてみてください。

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