目次
養命酒とは?
養命酒は、アルコール度数は14%で、様々な生薬を含む薬用酒です。
主な効果は、
- 血色不良
- 冷え症
- 食欲不振
- 肉体疲労
- 滋養強壮
などに期待できる製品です。
また、養命酒は、勃起力の向上に役立つとされています。
薬用酒でありながら、なぜ勃起力の向上に効果があるのか、詳しく説明していきます。
養命酒の成分
養命酒の成分・用量について、以下の表にまとめました。
成分 | 容量 |
---|---|
インヨウカク | 114mg |
ウコン | 36mg |
ケイヒ | 270mg |
コウカ | 12mg |
ジオウ | 60mg |
シャクヤク | 60mg |
チョウジ | 24mg |
トチュウ | 18mg |
ニクジュヨウ | 48mg |
ニンジン | 60mg |
ボウフウ | 96mg |
ヤクモソウ | 48mg |
ハンピ | 12mg |
ウショウ | 594mg |
上記の14種類のうち、12種類が日本薬局方に収載されている医薬品です。
日本国内では、医薬品の品質や純度の基準が定められています。
したがって、品質が保証されたものばかりを使用していることが分かります。
また、養命酒には、処方せんが必要な漢方薬に含まれている生薬が配合されているのが特徴的です。
インヨウカク
淫羊藿(インヨウカク)は、強壮・強精効果のある成分です。
- 男性の性的不能
- 女性の赴任
- 高齢者の衰弱
- 腰や膝の衰え
などに効果があります。
また、しびれや痛みにも効果があるとされています。
- 下肢麻痺
- 脳卒中後の下半身不随
- 筋肉や関節のけいれん
などにも効果があります。
ウコン
鬱金(ウコン)には、クルクミンや精油などの有効成分が含まれています。
- 胃液の分泌を高める
- 血液凝固の防止
- 鎮痛鎮静
- コレステロール値の抑制
- がんの抑制
- 抗酸化作用
- アルツハイマーの予防
など、様々な効能に期待できます。
ケイヒ
桂皮(ケイヒ)は、血の巡りを良くする成分が含まれています。
したがって、体の冷えを取り除くため、
- 冷え症
- 肩こり
- 関節痛
- 腹痛
- 下痢
- 月経痛
などの冷えからくる痛みにも効果が期待できます。
また、勃起力の改善にも期待できます。
勃起とは、ペニスの海綿体という部分に血液が流れ込むことで起こる現象です。
しかし、血液の巡りが悪いと、勃起しにくくなり勃起不全の原因となります。
したがって、血の巡りを良くするケイヒには、勃起力の改善に期待できると言えます。
コウカ
紅花(コウカ)は、血行や血流を良くする働きがあります。
また、血管の中で停滞して動かない部分を取り除く働きもあります。
妊婦用薬として利用されています。
コウカに期待できる効果は、
- 活血
- 通経
- 駆お血
- 止痛
などがあります。
また、最近の研究では、
- 発がん予防
- 抗酸化作用
- 血行促進
など、様々な効果に期待できます。
ジオウ
地黄(ジオウ)には、
- 造血作用
- 血行障害
- ホルモン分泌障害
などに効果的です。
他の生薬と組み合わせることで、
- 結構不良によるしびれ
- 鼻出血
- 子宮の出血
- 乾燥性便秘
- 糖尿病
- 皮膚の乾燥やかゆみ
- 前立腺肥大
などの治療にも用いられています。
シャクヤク
芍薬(シャクヤク)は、血液を滋養し、婦人科系の働きを整える働きをします。
また、
- 月経不順
- 生理痛
- 冷え症
- 不妊症
- 帯下
などの治療にも用いられています。
また、薬酒として服用することで、アルコールとの相乗効果により、血流を良くする働きがあります。
他の生薬と組み合わせて用いられることが多いです。
チョウジ
丁子(チョウジ)は、
- 胃腸の消化機能の促進
- 体を温める
などの作用があります。
したがって、
- 消化不良
- 嘔吐
- 下痢
- 腹部の冷痛
などの症状の治療に使用されます。
トチュウ
杜仲(トチュウ)は、
- 膝や腰の痛み
- 妊婦の腰痛
- 足の膝軟弱
- 排尿困難
- 帯下
- 性機能障害
- 不正子宮出血
- 高血圧
などの改善に用いられます。
トチュウの有効成分で最も有名な物は、血圧降下作用があることです。
血圧が高い方のための特定健康食品として、杜仲茶などが存在します。
また、アルコールで抽出することで、さらに効能が高まると言われています。
ニクジュヨウ
肉蓯蓉(ニクジュヨウ)は、強壮・強精において重要な生薬として知られています。
- 性的不能
- 不妊症
- 足腰の衰え
- 物忘れ
などの改善に利用されます。
ニクジュヨウの効能は緩やかであるため、高齢者や体力の無い方でも安心して利用できます。
ニンジン
人参(ニンジン)は、高麗人参とも呼ばれ、胃腸や呼吸器系を活性化するために欠かせない薬です。
- 強壮強精
- 消化促進
- 下痢止め
- 精神安定
- 血糖降下
- 強心
- 保温
- 抗疲労
などの様々な効果に期待できます。
ボウフウ
防風(ボウフウ)には、発汗作用や解熱作用があります。
また、痛みを止める作用があり、
- 関節炎
- 筋肉痛
- リウマチ
などに用いられます。
ボウフウの有効成分には、
- 抗ウイルス
- 解熱
- 消炎鎮痛
- 血液降下
- 胃粘膜を守る
- 関節炎を抑制する
など、様々な作用があります。
ヤクモソウ
益母草(ヤクモソウ)は、婦人薬として用いられることが多いです。
- 血流促進
- 月経を整える
- 利尿して水腫を除く
などの作用があります。
また、目の症状にも効果があり、視界を明るくする効果があるとされています。
ハンピ
反鼻(ハンピ)は、マムシからとれる生薬です。
- 滋養強壮
- 新陳代謝
などに効果があるとされています。
また、民間療法では
- 疲労回復
- 冷え症
などに用いられることが多いです。
滋養強壮ドリンクに配合されていることが多いです。
ウショウ
烏樟(ウショウ)には、
- 睡眠効果
- 咳止め
- 気管支粘膜の充血を取る
- 血圧を下げる
などの作用があります。
勃起力の改善に効く?
養命酒に配合されている成分には、様々な効果に期待できます。
なかには、血流促進の効果に期待できる成分も配合されています。
勃起力は、血流の良さに比例します。
したがって、血流が悪いと勃起力が低下し、勃起不全となります。
勃起力を上げるためには、血流を良くすることが大切です。
血流を良くする成分が多数配合されている養命酒は、勃起力時の向上に期待できます。
養命酒の飲み方
養命酒は、1回20mlを目安に、1日3回飲みましょう。
飲むタイミングとしては、食前や就寝前などの飲み忘れないタイミングに飲むことがおすすめです。
養命酒を飲み始める場合は、継続して飲む習慣を付けましょう。
継続して飲むことによって、効果に期待しやすくなります。
また、養命酒はお酒なので、運転の予定などがある場合は、飲むのを控えましょう。
養命酒の注意点
養命酒を飲む際の注意点について説明します。
これから飲み始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
薬との飲み合わせに注意する
養命酒はお酒です。
したがって、薬の吸収や代謝に大きく影響します。
特に、睡眠薬や精神薬などの薬を飲んでいる場合は、副作用が出る可能性があります。
養命酒を飲む場合は、薬との飲み合わせに注意しましょう。
副作用に注意する
養命酒は医薬品なので、副作用が起こる可能性があります。
養命酒を飲むことで起こりうる副作用は、
- 発疹
- 発赤
- 痒み
などがあります。
養命酒を飲んで、上記の症状などが現れた場合は、速やかに服用を中止してください。
また、医師の診断を受けることをおすすめします。
妊娠中・授乳中の方は注意する
妊娠中や授乳中の方は、養命酒を飲む前に、医師や薬剤師へ相談してください。
妊娠中や授乳中は、体の状態が普段とは異なります。
したがって、注意して服用してください。
まとめ
養命酒は、アルコール度数14%の薬用酒です。
養命酒には、14種類の成分が含まれています。
そのうち、12種類が日本薬局方に収載されている医薬品です。
養命酒の主な効能は、
- 冷え症の改善
- 滋養強壮
- 勃起力の改善
- 肩こりの改善
- 勃起力の向上
など、様々な効果に期待できます。
血流を良くする効果があることから、勃起力の向上に期待できます。
また、勃起不全の改善にも繋がります。
養命酒には、男性だけでなく、女性にも効果がある成分が多く含まれています。
気になる方は、ぜひ試してみてください。