疲れやすさや精力の衰え、勃起力の低下といった夜のお悩みを抱えている方にぜひ試していただきたい精力成分が「ムイラプアマ」です。
この記事では、アマゾン地方で古くから精力増強に重宝されてきた生薬であるムイラプアマについて紹介します。
目次
ムイラプアマとは?
ムイラプアマとは、アマゾン川の流域、特にブラジル北西部を原産とする高さ5m~15m程度のボロボロノキ科に属する樹木です。
小さな白い花を咲かせ、橙色の果実がなり、香りはジャスミンに似ています。
ムイラプアマは様々な活性物質を含み、精力増強を始めとする多くの効能が期待できることから、原住民からは古くから生薬として重宝されてきました。
漢方薬に用いられることもあり、日本でも根が医薬品に、樹皮がサプリメントに使用されています。
ムイラプアマの効果・効能
ムイラプアマにはムイラプアミンという固有のアルカロイドが含まれており、精力増強や性欲亢進を始め、
- 滋養強壮
- 神経痛改善
- 月経前症候群改善
- 低体温の改善
- 消化機能向上
- 抗うつ作用
など、様々な効能があるとされています。
また、血流改善作用のあるクマリンを含むことから、勃起力を高め、性欲をアップさせる催淫効果も期待できるとして、精力剤に配合されることもあります。
実際に、臨床実験においてEDの症状に対して半数以上で改善が見られたという結果もあり、アマゾン流域においては原住民から強壮剤として伝統的に愛用されてきました。
ムイラプアマの摂取方法
ムイラプアマは樹皮、もしくは根を乾燥させたものを生薬として服用する形で摂取します。
とはいえ、日本では漢方や生薬としてよりも、精力剤として摂取する方が主流でしょう。
上でも軽く触れましたが、根を乾燥させたものは医薬品成分として扱われており、また樹皮を乾燥させたものもサプリメントの原料に用いられています。
ここではおすすめの医薬品とサプリメントを1つずつ紹介しましょう。
大正製薬 ゼナシリーズ
テレビCMでもおなじみの大正製薬から発売されているゼナシリーズも、ムイラプアマを有効成分とする精力剤です。
ゼナシリーズは
- 「ゼナF0攻力液」
check!Amazon:1,164円
※50ml×3本セット - 「ゼナF0-ファースト」
check!Amazon:970円
※50ml×1本
- 「ゼナF-Ⅰ」
check!Amazon:645円
※50ml×1本
- 「ゼナF-Ⅱ活力液」
check!Amazon:1,735円
※50ml×3本セット - 「ゼナ キング活精」
check!Amazon:1,400円
※50ml×1本
など様々なラインナップがありますが、いずれもムイラプアマを含んでいるのが特徴です。
その他の成分としては、製品ごとに
- 肉蓯蓉
- 何首烏
- 芍薬
- 淫羊藿
といった複数の生薬と、タウリンやビタミンを配合しています。
ゼナシリーズはコンビニや薬局などでも目にすることが多く、ムイラプアマを使用した精力剤としては最も入手しやすいものといえるでしょう。
ドリンクタイプなので効果をすぐに実感しやすいのもメリットです。
Nature's Answer ムイラプアマ樹皮90粒
Nature's Answer社の「ムイラプアマ樹皮90粒」はその名のとおり、ムイラプアマ樹皮のみをメインの成分とするサプリメントです。
こちらのサプリメントは、1日分である2粒にムイラプアマ樹皮を500mgも含有しているのが特徴です。
ムイラプアマは精力剤サプリメントでは補助成分として用いられることが多いのですが、こちらのサプリメントではメインの成分としてシンプルにムイラプアマのみを摂取することができるので、ムイラプアマの効果を体験してみたい方には最適なサプリメントといえます。
価格が非常にお手頃なのも嬉しいポイントですね。
慢性的に疲れ気味の方や、ナイトライフに活力を取り戻したい方はぜひこちらのサプリメントを試してみてください。
ムイラプアマ服用の際の注意点
ムイラプアマは精力増強を始めとして様々な効果が期待できる成分ですが、服用の際には副作用にも注意しなければなりません。
ここからは、ムイラプアマを摂取する上での注意点を解説していきます。
過剰摂取は副作用のリスクあり
ムイラプアマはマウスへの投与実験では、毒性が無いことが証明されている成分ですが、ムイラプアマの根は医薬品成分に指定されていることからも、扱いに注意が必要な成分ではあるといえます。
具体的には、ムイラプアマに含まれるクマリンという成分です。
クマリンはシナモンなどにも含まれる成分で、多量に摂取すると妊婦への悪影響や、肝機能障害といった副作用が表れることがわかっています。
クマリンの摂取量上限は体重1kgあたり0.1mgまでとされており、それ以上の摂取は控えなければなりません。
そのため、ムイラプアマが含まれる精力剤を摂取する際には、用法・容量を必ず守る様にしてください。
精力剤はよりわかりやすく効果を得るために摂取量を増やす「ハード飲み」といった飲み方をする方もいますが、ムイラプアマを使用した精力剤の場合には、クマリンによる副作用の危険性があるため、その様な飲み方は禁物です。
抗血栓薬との併用はNG
ムイラプアマに含まれるクマリンは、抗血栓薬の効果を強めてしまう場合があります。
そのため、血管系の疾患などで血液をサラサラにする薬を処方されている場合には、クマリンを含むムイラプアマ系の精力剤との飲み合わせはNGとなっており、注意が必要です。
まとめ
アマゾン川の流域で古くから伝統的な精力剤として重宝されてきたムイラプアマについて解説しました。
ムイラプアマは精力増強やEDの改善に対して高い効果・効能を発揮する他、疲労回復や滋養強壮、さらには冷え性の改善や消化機能の向上など、様々な良い影響をもたらすといわれている生薬です。
一方で、効果が強い分過剰摂取や抗血栓薬の飲み合わせなど注意が必要な側面もあります。
精力の衰えにお悩みの方は、用法・容量を守った上で、是非ムイラプアマを試してみてはいかがでしょうか。