自分は短いのか?それとも長いのか?
セックスについて他人とあまり話すことはなく、周りの人とのセックスを比較する機会も少ないですが、挿入時間については気になる人も多いのではないでしょうか。
「なんだかすぐイッちゃうし、もしかして早漏なのかも…」と思っても、なかなか周りに相談できないと思います。
今回は、セックスにおける挿入時間はどれぐらいがベストなのかや、セックスを楽しむためのポイントについて解説していきたいと思います。
目次
世界のセックスにおける平均挿入時間は「約5分半」
セックスにおける平均挿入時間は、世界中の研究者が研究テーマとして取り上げている内容であり、バラつきがある結果となっています。
オーストラリアの研究において、挿入時間は男性器を膣に挿入してから射精するまでの時間を計測しており、最短で33秒、最長で44分という結果も出ています。
40分以上という結果が出ているのは驚きですが、平均挿入時間は5分24秒という結果が出ています。
一方、アメリカの研究において平均セックス時間は12分という結果が出ています。
オーストラリアの挿入時間に関する研究に照らし合わせると、平均的なセックスの時間は12分なので、約5分半という挿入時間は決して短くないものだといえるでしょう。
挿入時間の最短結果と最長結果においてかなりの開きがありますので、一概に「早漏」や「遅漏」と定義するのは難しいでしょう。
女性から早漏と思われない目安は5分以上!?
平均挿入時間が5分24秒という結果を考慮すると、「女性から早漏と思われない目安は5分以上なのか」と思う人もいるでしょうが、実際はそうではありません。
挿入時間は、男女の身体の相性や女性側のオーガズムに達するまでの時間もありますので、正解はないものだといえます。
平均時間はあくまで知識として留めておき、挿入時間が短くて悩んでいる男性は、前戯やテクニックを磨いて、女性を悦ばせることが重要です。
【注意】「挿入時間が長い=愛し合っている証拠」ではない
平均挿入時間が人によって大きく違いがあることはわかりました。
では、挿入時間の長さは愛し合っている証拠といえるのでしょうか。
実際、挿入時間はお互いの体調やその時のムードによっても変わりますので、挿入時間が長いほど2人が愛し合っているというわけではないのです。
成人のセックスについて研究しているハリー・フィスチ先生の著書によると、約45%の男性は、挿入してから2分以内に射精することを証明しており、5分未満でイってしまう男性も多いのです。
愛し合っている証拠は挿入時間ではなく、2人が満足感を得られるかだといえるでしょう。
男性と女性のセックスに対する意識の違いに注意
セックスは挿入から射精までの流れのみだけではなく、キスなどの前戯を含むものになってきます。
男性はセックスにおける射精までの時間にこだわることが多いですが、女性は射精までの時間を気にしている人はそう多くありません。
セックスにおける満足感において、男性と女性では意識が違うといえるでしょう。
女性の方がセックスにおけるオーガズムに達するまでに時間がかかり、男性と比べてイキにくいのが特徴です。
女性は前戯に時間をかけて欲しいと思っていることが多いにも関わらず、実際はそうではありません。
男性がセックスにかける時間において、前戯の時間は短く、挿入時間を長くしようとする場合が多いのです。
男性は挿入時間を長くするほど、愛し合っていると意識していることがいえるでしょう。
女性は男性よりもイキにくいので、前戯に時間を割いて欲しいと考えていることが多く、意識のズレがあるといえます。
セックスはお互いをいたわり、パートナーを満足させることが重要なのだといえるでしょう。
理想的な前戯の時間
男性と女性の前戯に対する意識はズレがありますが、前戯にかける理想的な時間があるのはご存知でしょうか。
男性の前戯にかける時間は5~10分が多く、女性の理想とする前戯時間は30分~60分と大きくかけ離れていると言われています。
女性はセックスにおいて、挿入よりも前戯を重視している人が多く、挿入時間が短くてもあまり気にしないと言われているのです。
女性をセックスで満足させたいのであれば、挿入よりも前戯のテクニックを磨くほうが良いでしょう。
理想的な挿入時間
セックスにおける理想の挿入時間は、男性は20分~30分程度、女性は10~20分程度だと言われています。
男女ともに理想の挿入時間は20分程度であり、5分では短く、30分では長すぎると言われています。
5分もかからず射精してしまう男性は、体位を変えるなどの工夫が必要でしょう。
体位を変えることにより、若干の休憩もできますし、射精までの時間を長くすることが可能になります。
オーガズムに達するのに必要な時間
イギリスの研究によると、女性がオーガズムに達するにはバラつきがあるものの、18分~21分ほどの時間がかかることが多いと言われています。
研究を通して同様に言えることは、前戯に時間をかけることにより、セックスでの満足感を得られるということです。
快感を高める最良の方法は、時間を気にすることなく、セックスに没頭することだと言われています。
時間を忘れるぐらいセックスに没頭して、愛情を感じ合えるセックスを楽しむのが良さそうですね。
充実したセックスを楽しむためのポイント
男性にとって「早漏」は死活問題でもあり、セックスを楽しむどころか不安になってしまう要因だと言えるでしょう。
女性にとって、早漏は些細なことかもしれませんが、男性にとってはそうではありません。
「早漏だと恥ずかしい」、「女性からひかれるのではないか」など色々と悩んでしまうことにより、セックスに対して精神的負担を抱えてしまうことになります。
早漏を改善することは、セックスに対する自信にもなりますし、セックスを楽しめるようになります。
挿入時間の長さ=愛情の表れではありませんが、早漏を改善することにより、女性に物足りなさを感じさせたくないですよね。
充実したセックスを楽しむためには早漏改善が必須ともいえるので、早漏改善の対策について紹介していきますね。
リラックスする
セックスに対して不安やトラウマを持っている男性は、「すぐに射精してしまうかもしれない」という思いにかられ、射精をコントロールしづらくなります。
精神的負担により、交感神経が活発になります。
活発になった交感神経によって、興奮状態を引き起こしてしまい、すぐに射精に至ってしまう可能性が高くなるのです。
セックス中はリラックスを心がけ、射精から気をそらすようにしましょう。
体力をつける
射精は筋力に大きく影響しており、体力低下による筋力低下は、早漏を招いてしまいます。
また加齢による男性ホルモンの減少も筋力低下を招くので、射精する筋力が落ちてしまい、射精の勢いが弱くなってしまいます。
筋トレなどで体力をつけることにより、勃起力が持続するだけでなく、射精しにくくなるので早漏改善になるでしょう。
早漏に悩んでいる人は、ウォーキングやジョギングなどの軽い運動から始めるのもおすすめです。
セックスですぐに疲れてしまうという方は、以下の記事も参照してみてください。
チントレなどで早漏を改善する
オナニーなど日々の射精を我慢することによるチントレは、早漏改善に有効だといえるでしょう。
チントレはさまざまな方法がありますが、中でもPC筋(骨盤底筋)を鍛えるのは有名です。
PC筋を鍛えておけば、勃起力が持続するようにもなりますし、射精時の射精感をある程度コントロールできるようになります。
PC筋は、肛門を開いて閉じてを何度も繰り返し行うことにより、鍛えることが可能です。
お尻をキュッと引き締めるようなイメージとなります。
チントレはさまざまな方法がありますので、自分に合った方法を見つけると良いでしょう。
以下の記事で、より詳しくチントレを学んでみてください。
まとめ
セックスにおける平均挿入時間は5分24秒ですが、平均より短くてもまったく問題ありません。
セックスは挿入時間の長さで愛情がはかれるものではなく、お互いの満足感が重要だといえます。
セックスにおいて、前戯から挿入・射精までかかる理想の時間は、男女で意識の違いがあります。
セックスは意識の違いを認識し、相手を満足させようとすることが愛情の深さにつながるでしょう。
挿入時間が平均を下回るからといって悲観せず、セックスでの工夫や早漏改善の努力をすることが、愛し合っている証拠になるのではないでしょうか。