精力剤というと男性のためのものというイメージがあるかもしれません。
女性用の精力剤というものはあるのでしょうか?
この記事では、女性用精力剤がどのようなものかを詳しく解説していきます。
目次
そもそも女性用の精力剤は存在するのか?
結論からお伝えすると、女性用の精力剤というものはほぼありません。
というのも、精力剤というのは基本的に男性のためのものだからです。
男性の場合、加齢や体力の衰え、精神的な理由などにより男性機能が衰えるとペニスが勃起しなくなり、物理的にセックスが難しくなってしまい、精力剤はその改善のためにあるものだからです。
女性は男性と異なり、性欲が湧かずにセックスができない・SEXしたくないということはあっても、身体の機能的にセックスが難しくなることはあまりありません。
そのため、女性用の精力剤というの基本的には無い、もしくは少ないのです。
ただし、精力剤には性欲の増強や男性機能の強化以外にも、疲労回復や滋養強壮といった効能があり、これは女性にも効果があるため、疲れていてセックスをする気が起きないといった場合に、精力剤を飲むのは効果的かもしれません。
女性用の精力剤=媚薬
女性用の精力剤というのはほとんど無いとお伝えしましたが、女性用のラブグッズなどと呼ばれるものが多数発売されているのも事実です。
これらは一体どの様なものなのでしょうか?
女性用の精力剤は媚薬がメイン
世間一般で多く出回っている女性用の精力剤は、そのほとんどが性的な興奮を促す催淫効果を持つものや、セックス時の感度を上げる効果を持つ様な、いわゆる媚薬と呼ばれるものです。
そのため、男性の精力剤と異なる点は、「セックスをできるようにする」というよりは、「セックスをより楽しむ」ことに焦点をあてた商品が多くなっていますね。
成分で言うと、ザクロやカカオなど催淫効果があると言われるものが多く含まれているのが特徴です。
また、服用するタイプ以外に、塗ることで感度を高めるタイプの商品や、フェロモンに似た働きをする成分が含まれた香水タイプの商品などが多いのも女性用精力剤ならではです。
実際に媚薬を使用することで「普段よりもセックスが盛り上がった」「中イキできるようになった」という声は多いです。
女性の場合は身体的な機能の問題よりも、気分や性欲減退などがセックスのハードルになりやすいため、やはり媚薬が男性における精力剤の様な位置づけになるといえるでしょう。
活力系の精力剤は女性にも効果あり
先述した通り、ペニス増大や男性ホルモン増強などではなく、肉体的な疲労や体力の衰えをカバーする活力系のサプリは男女共通で効果が期待できるため、体力的な原因で性欲が出ない、セックスできないなどの場合には女性にも有効です。
ただし、男性向けの成分がメインの精力剤の場合、女性の使用をNGとしている場合もあるので、注意書きはしっかりと読んだ上で服用するようにしてください。
また、女性に不足しやすいヘム鉄などの成分を多く含む、女性をメインターゲットとした精力剤も存在するため、元気が欲しい、体力を向上させたいという目的であればその様な女性用精力剤を利用するのもおすすめです。
更年期障害が原因の場合は医師へ相談を
ここまで性欲をカバーする媚薬が女性における精力剤であるとお伝えしてきましたが、女性が性欲が出ない、セックスする気が起きない原因が更年期障害であるケースがあります。
更年期とは、女性が閉経をする前後5年間をあわせた10年間を指す時期です。
個人差があるものの、女性は40代前半~50代後半に閉経を迎えるため、早い人では30代後半からの10年間、遅い人では50代前半からの10年間が更年期にあたります。
そして、この時期には病気ではない様々な不調が表れることがあり、それらを総称して更年期障害と呼ぶのですが、多くの女性は更年期、特に閉経後にセックスに対する意欲を失ってしまうことがあります。
更年期障害での性欲の衰退は媚薬でカバーすることは難しく、医師による専門的な判断が必要となるため、医療機関を受診するようにしてください。
なお、更年期に性欲が低下するかどうかということに関しては、諸説があります。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下していく一方、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量はそれほど変わらないため、相対的にテストステロン優位になり、性欲は増すとも言われています。
いずれにせよ、更年期に差し掛かって性欲に衰えが見える場合には、医師への相談が必要です。
女性用バイアグラ「フリバンセリン」について
性欲が低下してしまう症状を性的欲求低下障害(HSDD)と呼びますが、実は女性のHSDDに対する治療薬で、女性用バイアグラとも呼ばれる「フリバンセリン」というものがあります。
これは「アディ」という商品名で流通しており、アメリカ食品医薬局(FDA)の認可も得ている正規の治療薬です。
フリバンセリンはドーパミンの分泌を促進し、セロトニンの調整を行うことで正常に性的な興奮を得られる様にするというもので、性欲が湧かないという女性に対して治療効果を発揮します。
しかし、フリバンセリンはバイアグラの様に飲んだらすぐ効くという訳ではなく、効果が表れるまでに数ヶ月間継続的に服用しなければなりません。
にも関わらず、低血圧や吐き気、失神といった重篤な副作用が表れる場合があり、しかもアルコールとの併用によって副作用を助長してしまうため、服用している数カ月間はお酒も飲むことができません。
この様な事情により、フリバンセリンは実際にはほとんど普及していないのです。
また、日本国内ではフリバンセリンは厚生労働省の認可を得ていないため、どちらにせよ購入することはできません。
女性用バイアグラが存在するという話を耳にしたことがあるかもしれませんが、実態は上記の様な状況ですので、媚薬を試すか、医師へ相談するというのがベストでしょう。
ラブグラの成分や副作用は?
ラブグラ(LOVEGRA)とは、ウーメラのジェネリック製品のことです。
現在は、生産を中止しています。
ラブグラの主成分は、シルデナフィルです。
ラブグラを飲むことで、女性の性器の血行を促進させることができます。
血行が良くなることで
- 感度が上がり、濡れやすくなる
- 性交痛を抑える
- 不感症が改善される
- 性的興奮障害を抑える
- オーガズムに達しやすくなる
などの効果が期待できます。
ラブグラの効果は、飲んでから30分~1時間ほどで現れます。
持続時間は、5〜7時間です。
お酒や脂肪分の多い食べ物と一緒に服用すると効果が減少しますので要注意です。
ラブグラは血管を拡張することから以下のような副作用が考えられます。
- 頭痛
- 血圧の低下
- 目の充血
- 顔のほてり
- 動悸
- 鼻詰まり
もし、副作用が現れたら、飲むのを止めたり、飲む量を減らすなどの調整が必要です。
まとめ
女性用の精力剤について解説しました。
女性用は男性の様にペニスが勃起せずにセックスできないといったことが無いため、精力剤の役割は興奮を促す、感度を向上させるといった媚薬的なものになります。
性欲が衰え気味の方や、セックスでイケない、セックスがマンネリ気味といった方には女性用精力剤である媚薬の活用はおすすめですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。