この記事では、レビトラの主な副作用とその症状、そして服用上の注意点を解説します。
目次
レビトラとは?
レビトラとはドイツのバイエル薬品より発売されているED治療薬で、バイアグラに続いて世界で2番目に誕生しました。
日本では2004年に厚生労働省の認可を得て販売が開始されています。
また、持続時間も服用量によって5~10時間程度と長めなので扱いやすいといえるでしょう。
しかし、ED治療薬全般にいえることですが、レビトラにも副作用があるため、購入するためには医師に処方して貰う必要があり、副作用についてもきちんと理解した上で適切に服用しなければなりません。
またレビトラには、
- 10mg
- 20mg
の2タイプの錠剤があります。
それではレビトラにはどの様な副作用があるのか見ていきましょう。
レビトラの主な副作用
レビトラを始めとするED治療薬はPDE5阻害薬と呼ばれ、平滑筋の弛緩を抑制するPDE5という酵素の働き阻害することで血行を良くするという作用を持ちます。
そのため、副作用も血管拡張による血流の上昇に起因する症状が中心となり、症状の大部分は軽度なものになります。
具体的にどの様な症状が表れるのか見ていきましょう。
軽度の頭痛
レビトラの代表的な副作用として、頭痛が挙げられます。
多くの場合で症状は軽度なもので、気にならないという方が大多数です。
しかし中には重めの症状が出てしまう場合もあり、その様なケースでは
- バファリン
- ロキソニン
- イブ
などの頭痛薬を併用することで症状を抑えることができます。
ほてり・潮紅
お酒を飲んで血行がよくなると、顔がほてって赤くなるという経験をしたことがある方は多いかと思いますが、レビトラを飲んだ際にもこれと似たような症状が表れることがあります。
どちらも副作用としては表れやすいもので、特に潮紅は全体の1割程度に表れる症状となっています。
目の充血
目の充血もほてりや潮紅と同じく、血行促進によって表れる症状です。
これらは日常的な行動やセックスに支障をきたすものではないのであまり気にする必要はなく、薬が効いてきた合図程度にとらえても構いません。
動悸
レビトラを服用することで、脈が速くなり心臓がばくばくと鳴る動悸が起きる場合があります。
基本的には軽い症状が多いので気にする必要はありませんが、動悸が激しいようでしたらレビトラの服用量を減らしたり、他のED治療薬
を試してみたりするなどの対処が必要です。
鼻詰まり
血流が良くなると鼻の中にある毛細血管が拡張され、粘膜が膨らむため、人によっては鼻詰まりの症状が表れる場合があります。
鼻詰まりの息苦しさが気になる、我慢できないという場合には、シアリスというED治療薬は比較的鼻詰まりが起きづらいため、そちらを試してみることをおすすめします。
下痢
ごく少ない割合ではありますが、レビトラの服用によって軽度の下痢が副作用として表れる場合があります。
気になるようでしたら、整腸剤を一緒に服用することで症状を抑えられる場合があります。
レビトラ服用時の注意点
副作用の症状に続き、レビトラを効果的かつ安全に使用するための注意点を見ていきましょう。
ここから解説する注意点はあくまでそれを前提としていますので、個人輸入などで入手した上で個人的な判断を下すための参考にはしないでください。
食後の服用は避ける
レビトラはバイアグラに比べると食事の影響を受けづらく、700kcalまでの食事であれば問題無いとされています。
体質や食事の内容によっては700kcalという決まりを守っていても充分な効果が出ないこともありますので、なるべく食前の空腹時に摂取するか、食後であっても食べる量を控え目に、レビトラの吸収を妨げる脂っこいものなどは避けるようにしてください。
多量のアルコールとの併用は避ける
アルコールは多少の摂取であればリラックス効果があり、勃起を促してくれますが、深く酔っ払うまで飲んでしまうとペニスが勃たなくなってしまうことがあります。
これはレビトラを飲んでいても同様ですので、セックスの前には飲みすぎないように注意が必要です。
なるべくレビトラとアルコールの併用は避けるか、飲む場合でも量を少なめにするようにしましょう。
服用前2日間はグレープフルーツを摂取しない
レビトラを服用する際に注意しなければならない食べ物がグレープフルーツです。
そのため、規定量を守ってレビトラを服用したとしても、想定以上の量の成分が吸収されてしまい、薬効や副作用が強く表れてしまうリスクがあります。
フラノクマリンの作用は24時間以上持続するとされているため、大事をとってレビトラ服用前の2日間はグレープフルーツやグレープフルーツジュースを摂取しないようにしてください。
またレビトラ意外のED治療薬であるバイアグラ・シアリスも同様です。
併用禁忌薬に注意
レビトラの併用禁忌薬としては、
- 硝酸剤
- 抗ウイルス薬
- 内服タイプの抗真菌薬
- 抗不整脈薬
- 慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療薬
などが挙げられます。
上記に該当する薬にもいくつか種類があったり、個別の製剤名が異なったりすることがあるため、常用している薬がある場合はレビトラを処方してもらう際に必ず医師に伝えるようにしてください。
また、反対にレビトラを服用しており、何らかの疾患で薬を処方してもらう際には、普段からレビトラを使っているが併用しても問題ないかの確認が必要になります。
用法用量・処方時の注意をよく守る
当然ですが、レビトラは医薬品です。
自己判断で用量を増減させたり、決められた服用方法と異なる使い方をしてはいけません。
まとめ
レビトラの副作用について解説しました。
レビトラはバイアグラの後続として開発・発売され、吸収の早さやしっかりと実感できる効果など、優れた点が多いED治療薬です。
しかしその反面、副作用や併用禁忌薬、服用にあたっての注意点もあるため、必ず医師の指導と用法・用量を守って使用するようにしてください。