精力剤に含まれる動物原料とは?植物原料との違いや各種の紹介・効果など解説!

ふと精力剤や滋養強壮剤などのパッケージ裏側の原材料名を見てみると、

  • スッポン抽出エキス
  • タツノオトシゴエキス
  • コブラエキス
  • サソリエキス
  • トナカイ角末
  • オットセイエキス

など、私生活では馴染みのない成分が明記されています。

今回は精力剤に含まれる動物原料にフォーカスして、

  • 各種の紹介
  • 期待できる効果

などを解説していきます。

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動物原料を含む精力剤のメリット

動物原料画像

精力剤に含まれる、王道成分の

などは植物原料です。

植物原料は、大量に入手しやすい性質から価格が抑えられています。

一方で精力剤に配合されてる動物原料は、

  • 赤マムシ
  • ウミヘビ
  • サソリ

などがあり、植物原料と比較して高額です。

それならば植物原料のほうがコスパが良いと思うかもしれませんが、実感度は動物原料のほうが勝ります。

動物原料の配合量が多い精力剤ほど短期間で効果を実感

海綿体レントゲン画像

精力剤を活用する人間自身が動物であるため、動物原料のほうが相性が良いわけです。

また、動物原料を高配合された精力剤ほど、比較的短期間で効果を実感できるものが多いのも魅力です。

精力剤のパフォーマンスを判断するときは、動物原料がどれだけ配合されているかが目安になります。

植物原料が中心であるものは、長期連用して少しずつ体質改善を図っていくの対して、動物原料が多いものは短期間での精力増強を目的に使用されます。

精力剤に含まれる各種動物原料

漢方一覧

植物原料に比べ高額なものの、短期間で効果効能を実感できる動物原料。

精力剤や滋養強壮剤に様々な動物原料が配合されています。

ここからは精力剤に含まれる王道的な動物原料各種と効果について解説していきます。

赤マムシ(反鼻「ハンピ」)

赤マムシ画像

精力剤の動物原料の定番といえば赤マムシでしょう。

マムシは首を切り落としても動くほどの驚異的な生命力を持っていることは有名な話。

赤マムシは粉末や粒タイプ、ドリンクなどに加工された精力剤が出回っています。

「反鼻(ハンピ)」は漢方素材によく使用されており、マムシの皮を剥ぎ棒状に乾燥させたものです。

皮と内臓が除去されているので、雑味などは感じません。

赤マムシ(反鼻「ハンピ」)の効果・効能

赤マムシの主な働きは、

  • 強壮作用
  • 強精作用
  • 疲労回復

などが挙げられます。

ハンピの薬効には、男性の強精作用はもちろん、興奮作用があるとされ、中国では興奮剤として使われた歴史もあります。また、女性には冷え症改善作用が重宝され、性行為の前に女性が服用することで下半身の血流を改善し、より充実した性生活を得ることができます。

赤マムシはアミノ酸の宝庫で、飲むと精力がギンギンになるというコメントが多いです。

血流を活発にするので、勃起力を上げたり、身体を温めたりできます。

疲れが抜けない人、食事だけで栄養を摂り切れない人におすすめです。

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ウミヘビ(イラブー)

ウミヘビ画像

沖縄では高級薬膳素材として親しまれてる「ウミヘビ(イラブー)」。

またウミヘビは猛毒を持っていて、その毒はハブの30倍・キングコブラの20倍の猛毒です。

精力剤に含まれる成分の「ウミヘビ」には優れた生命力があり、滋養強壮のために活用されています。

ウミヘビの主な成分は、

  • 必須アミノ酸9種
  • 五大栄養素のビタミン・ミネラル
  • DHA(ドコサヘキサエン酸)
  • EPA(エイコサペンタエン酸)
  • DPA(ドコサペンタエン酸)
  • タウリン
  • 亜鉛
  • セレン

などがたっぷりと含まれています。

ウミヘビ(イラブー)の効果・効能

ウミヘビの主な働きは、

  • 滋養強壮
  • 勃起力改善
  • 疲労回復

などが挙げられます。

不妊症・のぼせ・扁頭痛・肺結核・視力障害・腰痛・造血・虫くだし・強精

またウミヘビには、魚油の成分として知られるDHAとEPAが含まれており、血流をサラサラに促進してくれるでしょう。

精力減退は血流障害に伴って発生することが多いので、常に血管と血液の健康を維持する必要があります。

特に勃起不全であるEDは血行障害が要因となるので、動脈硬化対策のためにもサラサラを維持しましょう。

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サソリ(全蝎「ゼンカツ」)

サソリ画像

極めて過酷な環境でも生きられるのがサソリ(全蝎「ゼンカツ」)です。

中国では高級薬膳として親しまれている強壮素材です。

サソリの主な成分は、

  • 亜鉛
  • ミネラル
  • アミノ酸
  • タウリン
  • 脂肪酸

などが含まれています。

サソリ(全蝎「ゼンカツ」)の効果・効能

サソリは、質の良いアミノ酸を補給したい男性にオススメで、精力減退の解消、妊活などに役立つでしょう。

破傷風、ひきつけ、筋肉痛、頭痛、中風の後遺症の治療などに効果があるとされる。

セックスレスに悩んでいる男性は、性欲が低下していることが多いです。

性欲を取り戻せば、性的興奮に対して瞬時に下半身が反応するようになります。

精力剤は実感するまでに数ヶ月を要するものが多いですが、サソリは比較的早く実感できるとして人気があります。

黒蟻(蟻黒多刺蟻)

黒蟻画像

精力剤に活用されるのは食品として認められる黒蟻(蟻黒多刺蟻)に限定されます。

黒蟻は亜鉛やミネラルが豊富で、活力増強に役立つ素材です。

黒蟻の主な成分は、

  • 亜鉛
  • カルシウム
  • マンガン
  • マグネシウム

などのミネラルが豊富に含まれていて、精子・免疫機能・髪などのタンパク質の形成に欠かせないミネラルとなっています。

黒蟻(蟻黒多刺蟻)の効果・効能

黒蟻は並々ならぬパワーを有しており、一般的な蟻が自身の体重の40倍を持ち上げられるのに対し黒蟻は、自身の体重の400倍の物を持ち上げることができます。

アリの主な効能は陰萎 (インポテンツ ) 、神経症、慢性関節リュウマチ、リュウマチ性関節症、悪性腫瘍 慢性肝炎、肺結核などいろいろな慢性疾患です

動物原料の中でもアミノ酸の集合体である黒蟻が含まれた精力剤は、かなり高額な部類に入っています。

一般的な蟻には蟻酸が含まれており、これは人体に害があるので食べるのに適しません。

鯉胆(りたん)

鯉画像

スタミナが衰えてくると、何をしてもすぐに疲れるようになるでしょう。

若いころは多少の無理をしても、慢性疲労の状態にはなりにくいです。

疲れが抜けなくなってきたら、動物原料の鯉胆(りたん)を試してみましょう。

鯉料理は昔から、「精がつく」・「産後の滋養強壮に」・「目に良い」とされ重宝されてきました。

鯉胆(りたん)とは、鯉の胆嚢(たんのう)で主な成分は、

  • タンパク質
  • ビタミン
  • 脂質
  • ミネラル

などを豊富に含まれています。

鯉胆(りたん)の効果・効能

魚の中でも最も薬効があるとされてる鯉。

鯉の胆嚢は、消化器官系全般の薬として親しまれてるクマの胆嚢と同じ効果があるとされています。

鯉胆の主な効果は、

  • 免疫力向上(体力UP・疲労回復)
  • 胃潰瘍(胃炎・便秘解消)
  • 神経痛の暖和(腰痛・関節痛)
  • 強肝作用

などが挙げられます。

疲れた時に2、3日続けて鯉を食べると、皮膚にツヤが出、睡眠不足をも改善します。飲酒後に鯉を食べると酒の飲みすぎによる不快感を見事に回復してくれます。
 鯉に多く含まれる「アルギニン」というアミノ酸が、疲労回復、成長ホルモンの分泌促進作用を発揮してくれるからです。

鯉の滝登りを見たことのある人は、その力強さに驚いたはずです。

魚類の中でも極めて生命力が高く、水中から出した状態でも動き続けるのです。

鯉の中でも胆は特に活力を秘めており、スタミナ不足が気になる男性から愛用されています。

蛇胆(じゃたん)

マムシ画像

蛇胆とは蛇(マムシやニシキヘビ)の胆のことで、動物原料の中でも極めて高級です。

蛇自体が高額ですが、胆となるとわずかしか採れません。

蛇胆に含まれるタウロコール酸は、疲労回復に効果的なタウリンとして機能します。

蛇胆の主な成分は、

  • 胆汁酸
  • ピリルピン
  • レシチン
  • コレステリン
  • 中性脂肪プチアリン

などが豊富に含まれています。

蛇胆(じゃたん)の効果・効能

蛇胆(じゃたん)に含まれるアミノ酸の一種のタウリンは栄養ドリンクに含まれる成分で、一般的にタウリンの配合量が多いほど実感度が上がるとされています。

タウリンは、胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費してコレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防など、さまざまな効果があると言われています。
母乳の中にも多く含まれ、乳児の発達に関わっています。

蛇胆はアミノ酸をたっぷりと含んでいるので、滋養強壮や精力増強に役立つでしょう。

さらにデトックス作用があるので、身体に溜まった不要な物質を追い出すためにも使用されます。

海馬(カイバ)

タツノオトシゴ画像

精力剤や滋養強壮剤などに必ず配合されてると言っても過言ではない海馬(カイバ)。

海馬は、タツノオトシゴの一種でサンゴタツ・オオウミウマを乾燥させた物です。

中国や台湾などでは古くから、強壮・インポテンツ・性欲促進などの用途に使用されてきました。

海馬(カイバ)の効果・効能

男性ホルモン作用があり、マウスの発情期を延長させる作用が確認されている。漢方では補陽(冷え・疲れ・倦怠感・頻尿などの改善)、強壮、活血(血流促進)の効能があるとされ、男性の性的不能や夜間頻尿、老人性咳嗽、難産時の分娩促進などに用いられる。

男性ホルモンを活性化させるとされる海馬。

  • 性欲減退
  • ED
  • 活力不足

などが気になる男性に必須要素と言えるでしょう。

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鹿茸(ロクジョウ)

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精力剤や滋養強壮剤などに含まれる鹿茸。

鹿茸は、マンシュウジカの雄の角で特徴として、未だ骨化していない幼角(袋角)を加工して乾燥させた物です。

鹿茸の主な成分は、

  • レシチン
  • ケファリン
  • コラーゲン
  • ウラシル

などが含まれています。

鹿茸(ロクジョウ)の効果・効能

強壮、強精作用、心機能活性、筋肉疲労回復作用、消化機能促進作用などが報告されている。漢方では代表的な温補薬として腎陽を補い、精血を益し、筋骨を強める効能があるとされる。低血圧症、更年期障害、自律神経失調症にも用いられる。

多くの漢方書などに鹿茸は「強精作用の高い生薬」として記されている鹿茸。

現代もなお「不老不死の神薬」として注目されています。

チキンエキス(イミダゾールジペプチド)

渡鳥画像

チキンエキスは料理によく使用される定番の素材です。

特にイミダゾールジペプチドを含有するチキンエキスは、エネルギー効率を上げるために役立ちます。

渡り鳥には驚くべきパワーがあり、無着陸で数千Kmの飛行ができます。

そのパワーの源となるのがイミダゾールジペプチドで、抗酸化作用も期待できるのです。

蛇胆の主な成分は、

  • アンセリン
  • カルノシン
  • バレニン

などが含まれています。

イミダゾールジペプチドの効果・効能

イミダゾールペプチドの最大の特徴は、疲労を溜まりにくくすることです。筋肉中の疲労物質である乳酸[※2]の分解を促進し、疲労感を軽減します。また、体内の老廃物である尿酸の量を調節して、過剰な尿酸を排泄してくれる働きがあるため、尿酸値の抑制に効果があります。

イミダゾールジペプチドは、活性酸素に対して素早く作用し、除去することで細胞の元気を維持させます。

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卵黄油

卵黄油画像

卵黄油はその名の通り卵黄から抽出する油ですが、見た目は黒くてドロドロとした油です。

また卵黄と比べ、栄養価に優れ健康効果に期待できます。

卵黄油の主な栄養素は、

  • レシチン
  • オレイン酸
  • リノール油

が含まれています。

卵黄油の効果・効能

卵黄油に含まれる栄養素の中でも、とくに注目したいのが「リノール酸」「レシチン」「オレイン酸」の3つ。 コレステロールや血圧の低下が期待でき、生活習慣病の改善にも役に立ってくれますよ。

動物原料は全般的に高価ですが、卵黄油に関しては安価な精力剤によく使用されています。

レシチンのほかにリノール酸とオレイン酸、さらに美容ビタミンと呼ばれるビタミンEを含んでいるのです。

卵黄から卵黄油を取り出すためには、高度な技術が必要になりますが、卵黄の成分を少量に閉じ込めることができるので、精力剤によく使用されるのです。

卵黄油はスッポンと相性が良く、スタミナに自信のない男性に適しています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

精力剤や滋養強壮剤などに含まれる動物原料は、様々な種類が存在します。

上記で紹介した動物原料はごく一部で、その他にも多くの動物原料が存在します。

漢方精力剤は、精力剤としての効果をアピールしていることが多いのですが、実は他の機能も兼ね備えています。

例えば、下半身の力を増強させますが、そのために血流をよくする生薬を使っていることが多いです。

そのため、単なる精力剤としての機能だけでなく、血行がよくなることによる疲労回復などの補強機能も兼ね備えています。

西洋系のED薬は、勃起の増強・持続のみを目的として作られているため、一時的には血行を促進するはたらきがあるものの、効果が切れてしまえば持続することはりません。

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